北欧木材住宅メーカーの施工のなぞ

ブログマスターは某北欧木材住宅メーカーで家を建てている。まだ済み始めて5年くらいなのだが、3年目にウッドデッキとベランダの手すりを自分で塗りなおしている。というのも劣化が異常に(聞いていた以上という意味)早かったためなのだが、これには施工会社なのか住宅メーカーの方針に問題があったのではないかと思っている。自分で塗りなおした経験で分かったのは、施工時に塗られた色は明らかに薄い。おそらく一度塗であったと思う。自分で塗りなおしたときには一度塗ではすぐに劣化しそうだったので二度塗りしたのだが、それから2年以上経過したがまだ2年は大丈夫な感じがしているからだ。最初から二度塗りで分厚く塗ってくれていたらおそらく5年目くらいに塗りなおせば済んだだろうし、劣化も抑えられたと思う。ウッドデッキの踏み板は無塗装、ただし、薬剤浸透木材ということだったのだが2年で見る影もなく劣化しみすぼらしくなってしまったので慌てて油性保護剤を塗り込んでいる。正直、これも最初から塗って有れば5年くらいは塗りなおし不要で5年経過した時の劣化状態もかなり良い状態だったのではないかと思っている。

某北欧木材メーカーが言うほど木の扱いに慣れておらず、最初だけ見た目奇麗に作るがその後のことをなにも考えていないメーカーだなというのが今の正直な感想なのだが、最近そのメーカーのラインナップを見るとベランダはアルミや擬木を使ったものに変わっていたのでクレーム多発したのかもしれない。

ところでこのメーカー(というか施工会社)はほかにもいろいろ不満が残る施工であった。

まず1つ目はメーカーの監督者が全然見に来ない。自分は結構な頻度で見に来ていたが一度も会うことが無かった。特に基礎を流すときや壁を立てる作業を見に来ないというのはほぼ監督する気がないと言っているようなものだと思った。どうやらメーカーの監督者は最後の性能試験に通れば問題なく施工されていると思っている節があり全く信用のおけない担当者であった。施工を他社に任せる会社でこれは無責任極まりなく、何のために設計会社と施工会社が分かれているのかわからないと思った。

次は、フローリングである。フローリングはかなり高価であったが無垢材で貼ってもらったのだが、残りの木材を記念にもらったところ、その量がすごかった。そこは正直で良かったというべきなのかもしれないが、一部屋以上余裕で貼れる量があったのだ。そりゃ高いはずだと思ったのだが、それだけ余分があるなら、節っぽい板や色が悪い板は使わないようにできただろう(というかそうでないなら予備を購入する意味がないだろう)と思ってがっかりした。建築会社の社員は余った部材で家が建つという噂は聞いたことはあったが、こうやって水増しした材料をためて自分で使っているんだなということがよくわかった。

そして最後がデッキの塗装と板張りである。塗装は最初に行った通りで不十分だったのだが、板張りは丸頭の釘?みたいなもので止めてあったのだ。もちろんそれだけで悪いというわけではないのだが、ろくに保護剤も塗っていない木である。劣化して張り替える前提でネジ止めにしてほしかったというのが正直なところである。

デッキは10年持たないとメーカーは言っていたが持たないのは設計と施工がダメだからなのだが、それを理解せずにこんな欠陥商品を何十年も売り続けているメーカーが要るのが不思議なところである。北欧では家の補修がレジャーとなっているといったところで、わざわざ劣化しやすい状態で施工する理由にはならないだろう。踏み板を張り替える時にはハードウッドで貼って保護剤を最初から塗りこんでおこうと思うブログマスターである。

そういえばもう一つやらかしがあった。それはカーテンである。このメーカーは専用の商社がカーテンを見繕う(自分で手配もできるのだろうが)のだが、寝る部屋は遮光にしたいと言っていたはずなのに、全然遮光度が足らなくて困った。このメーカーは関連会社に至るまで北欧ブランドで飯を食っていて実際の使い心地に思い至らない人間ばかりなのかもしれない。

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