初めてのオープンソースのバグ報告のなぞ

オープンソースのAPIでドキュメントの説明が少ないととっかかりが困難な場合がよくある。それでも必死に食らいついているとなんとなく理解できるようになってくるから不思議なものだが今回はどうやってもうまくいかなかった。何の話かというとある文字を入力してその文字の異体字リストを取得するという関数を作っていたのである。使用したAPIは以前文字と文字の間隔を調整するのに使ったHarfbuzzというAPIである。あまりにうまくいかないので入力する数値を0から99999999までループさせて確認したりしたくらいである。普通はここまでやるとたまたま動いた設定があってそこからミスを発見して修正して完了となるのだが、今回はどうにもこうにもうまくいかったので恥ずかしながらGitのレポジトリにあるQAで関数の使い方を聞いてみた。いくつか事前準備で間違いを指摘されたが、それは0から99999999までループしてればどこかで正しい値が返ってくるはずで、指摘された事前準備を直しても案の定思ったような結果は得られなかった。そこまで行ってようやく相手も本腰を入れてくれたようでレスポンスが早くなり、こちらからフォントのファイルをアップロードすることで解決した。結局のところ、フォントの異体字登録の仕方が2つあり、APIが片方にしか対応していなかったらしくあっという間にバージョンが上がって自分のプログラムも動くようになったのだ。

ということで最初はQAから始まったのだが最終的にはバグレポートになったというお話である。よくよく考えるとここまで大きい(自分的に)機能修正にかかわるレポートは初めてで少し承認欲求が満たされたような気がしたのである。昨今の馬鹿な炎上系動画をやってる人は有り余った力をオープンソース開発にでも注いでくれたらいいのではと思ったのである。

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