EV電費のなぞ

EVが流行っているようだ。使うたびに充電なんて面倒なことをしたくはないが、燃料代が安いというのには魅力を感じる。自家用車が2台とも10万キロを軽く超えてきたので実際どのくらい違うのか計算してみた。

EVはどうやらエアコンONで6km/1kwh、OFFで7km/1kwhくらいが相場らしい。
1kwhの電気代は夜間で15円、昼間で25円くらいらしいが、これに再エネと調整費がのる。調整費は昔はマイナスだったが最近は+6円とかしているのでトータルで+9.5円くらいだろうか。
対してプリウスの実燃費は17km/lから20km/lくらいらしい。で最近のガソリン価格が200円(補助金なしとして)らしいのでそこから58円の税金を引くと142円/lということになる。
EV
 夜間 24.5/6.5 = 3.77円/km
 昼間 34.5/6.5 = 5.31円/km
プリウス
 142/18.5 = 7.68円/km
ということで電気自動車は自宅で夜間に充電すると大体プリウスの半額の燃料費でよいらしい。これは昔の車が10㎞/lで良いといわれていた時代にプリウスが出たくらいのインパクトはある。あとは本体価格次第であるが10年で10万キロ載るとするとプリウスの燃料費が76万8千円に対してEVが37万7千円となり最近頻度が少ないとは言え、1年に1回オイル交換4000円とすると43万円くらいのアドバンテージがあるようだ。つまりEVがプリウス+40万くらいの価格で変えるならメリットがあるということになる。(ただし、登録費用、重量税の優遇は考えない。面倒なので)

ここまで調べて結構いいところまで来てる(というか最近のガソリン代の高騰でだいぶ変わった)と思ったが、車代を調べて愕然とした。リーフ(2017年モデル)とプリウス(第4世代)の価格差が100万以上あるではないか。プリウスも車両価格差をガソリン代で元が取れないとさんざん言われていたがそれでも差額は50万くらいだったのにそのプリウスと比較してさらに100万アップとかもはやどうやっても元が取れるわけないレベルである。というわけで税金という下駄をはいた状態ではどうかを考えてみる。
プリウス
 200/18.5 = 10.81円/km

これなら10万キロで108万円でEVがプリウス+70万なら互角ということになるがEVはプリウス+100万なので以前勝負にならない。ただここにEV補助金85万が入ってくると話は大きく変わる。EVを購入するほうが10万キロの燃料費を加えると50万くらいお得ということになる。ただしプリウスPHEVにも50万の補助金が出るらしいのでそうなってくるとプリウスPHEVを補助金でプリウスと同じ金額で購入してできるだけ充電をまめにするというのがお得かつ燃料の多様性という点でよいのではないだろうか。

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