PDF請求書の寿命のなぞ

PDFで請求書を出すために電子帳簿保存法の保存要件であるタイムスタンプを付与したことは以前書いた。これで発行する側の保存要件と受取側の保存要件の中で一番面倒なところは完了した(残りは検索可能要件なので何とでもなる)ので受取側も特に電子帳簿保存法を意識しなくてもフォルダを決めてPDFを保存しておけばよいと思っていたところ、デジタル庁が電子データでの取引データのやり取りを進めていることに気づいた。昨年電子化のプレゼンを電子請求書屋から受けた時にはそんな話まったく出てこなかったからかなり急ピッチでデジタル庁は活動しているようだ。どうやらマイナポータル的なことをやろうとしているらしい。相変わらず仕様だけ決めてインフラ整備は民間任せっぽいのが不満ではあるが、数年以内にPDF請求書と電子データでの受け取りを選べるように改良することを考えておいた方がよさそうだ。なにしろ、お客様のメールアドレスを聞くのにものすごい手間をかけたので今さらどこかの電子請求書屋を通して電子データを送ってくださいとか言われたらかなわない。最低でも5年は現システムでやらないと元が取れた気がしない。

とはいえ、電子請求書屋のプレゼンを受けた時に一番ダメだと思ったのが、電子請求書屋間でデータ交換がない(つまり受取側はたくさんの電子請求書屋にそれぞれアカウントをもつ必要がある)ことだったのでシステム的にはまともになったのは間違いない。あとはオープンソース系で送受信ができるかどうかということで少し調べてみたい。

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