最近Webで時々見かけるキャッチー?なタイトルをつけてみた。というのも、マイナンバーカードで確定申告するためにマイナポータルで控除証明書を集めようとしていたらあまりの使いにくさに目が点になったためだ。まだ試していない人のためにその使いにくさ加減を説明しようと思う。まず
- 控除をもらいたい対象毎に連携が必要
- 対象が同じでも複数契約ある場合は別々に連携が必要
- 証券会社も連携は必要(マイナンバー伝えてなかったか?)
ここまででわかる人にはヤバさ加減がわかると思う。保険の控除するのに契約ごとに全部連携が必要って頭大丈夫かというレベルだ。せめて会社に連携すれば同一契約人のデータは欲しい。次に
- 連携するのにアプリとサイトを何度も何度も往復しなければならない
- 往復するたびにマイナンバーカードのパスワードとカードの接触が必要
もはや嫌がらせといってもいいレベルである。現在ようやく保険2社、2契約と証券会社とふるさと納税サイトに連携申請したがまだ別の保険会社があるし、複数契約はまだ未申請である。恐ろしいのはふるさと納税サイトに連携する場合はそれでひとまとめで済むが、個別の市町村に連携する方法もあるということ。全国の市町村名がドロップダウンで表示されて選択せよと言われたときは目を疑った。やる気がない人ができるだけ目立たないようにシステムを設計するとこうなるんだなと思った次第。本来ならデータを発行する側にマイナンバーを伝えておき、データを発行する側もマイナンバーに対して発行すれば自動的にデータが集まるというのがあるべき姿であると思うのだが、そうすると最初にマイナンバーをあちこちに伝えなければならないシステムになる。マイナンバーのコンセンサスも取れていない中そんなシステムを作ればシステムを使うつもりのないなんでも反対屋にも言われたい放題になることは目に見えてる。そこを使いたい人だけがマイナンバーを使うという形にして避けたのだろう。マイナンバーが漏れるとまずいというのは聞いたことがあるのだが、先行して行われている事例を研究して何とかしてもらいたいものだ。なりすましの問題らしいのだが、マイナンバーがあろうとなかろうとこの問題は常に存在し続けていたと思う。
デジタル庁の人間は全員個人で電子での源泉徴収、確定申告を必須にしてシステム改善に励んでいただきたいと思うのであった。