マイナポータルと年末調整のなぞ

最近は確定申告を自分ですることにしている。確定申告は税務署?がアプリを作っているので申告書の作成が非常に簡単にできる。そこでふと見ると年末調整というアプリもあることに気づいた。もしかすると毎年面倒な記入や計算を強制されるあれもデジタルでできるなら楽ではないかと思って今年はアプリでやってみることにした。調べてみるとマイナポータルから証明書がダウンロードできるらしい。ここで自分のイメージとしては、マイナポータルに勝手に証明書が集まってきていて保険の控除などは入力不要になるのだろうと思っていた。しかしどうやらそうではないらしい。マイナポータルから民間企業が運営するクラウドストレージ的なところに飛ばされてアカウント登録して、さらに各保険会社に電子で送ってもらうための手続きをしなければいけないらしい。しかもクラウドストレージ的なサービスは複数の企業が運営していて保険会社毎にどこのサービスを使うかが決まっているらしい。つまり自分の控除証明書を電子で取得するにはいくつかのクラウドストレージ的なサービスにアカウントを登録したうえで各保険会社に電子でくださいと個別にお願いしないといけないということ。

いかにもお役所仕事の無駄の集まりみたいな状態だ。徴税のためのインフラなんだから国がお金出して全国民に数メガのストレージを割り当てて各種証明書がすべてそこに集まるようにすればいいのにと思う。なぜ道路はインフラとして国が管理しているものもあるのにITに関してはすべて民間にやらせようとするのだろうか。民間にやらせるということは複数の似たようなサービスが立ち上がるのは当たり前だし、そうすると不便こうむるのは国民なんだけど。電子請求書のプラットフォームでもそうだけどなんでも民間にやらせるのがいいわけではないんだよ。はやく電子化で事務作業員を減らしての分をITインフラ構築に割り当ててほしいと思う。

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