素人にはハードルが高いドメイン移換のなぞ

会社のドメイン管理会社を変更した。理由は費用が高いから。ドメイン管理とメールサーバー機能の提供で月1万3千円。この価格だと他社でまあまあ良いメールサービスが受けられると思うが、この会社ではメールサーバーはおまけだから半日くらいメールサーバーが停止してもしょうがないと言ってきた。で、メールサーバーは他社の一番安いプラン(月1000円で50アドレス使用可能)に乗り換えていた。専門メーカーだけあって何か不都合で停止しても30分程度だし、きちんと連絡が来る(当たり前か?)。今まで停止してもなかなか連絡がなく、数時間後に社内でなんかおかしいと騒ぎ始めてようやくみたいなメールサーバーはやっぱり異常だったんだなと思った。メジャーな会社ほどハッキングの対象になりやすいかもしれないのでそういうリスクはあるかもしれないが、メールはおまけですという会社よりはよいはずだ。メールがおまけなら一体月1万3千円は何の費用なのかと思うが契約当初の資料が残っていないためよくわからない。

メールを変更して問題なかったのでこの度正式にこの会社のサービスから離脱するためにドメインを移換することにしたのだ。しかしドメインの移換についてはあまり情報がない。素人が手を出さないようにという善意かもしれないが困ってしまったのでここにメモを残そうと思う。間違った情報があると思うので自分で確認しながら進めてほしい。流れはこうだ

1,転入先でドメイン転入を申し込む
 値段が安いところにすればよいのだが、事業者によっては機能ごとに別料金だったりでオプション付けると結局同じ金額みたいなこともあるようだ。事業者側で機能比較されないように機能一覧を出さない業界ルールでもあるのか比較が難しい。なおドメインの有効期限1カ月以内だと転入受付してもらえない。それ以外にも転出元によってやることがあるようだがこれは調べるのは容易なので書かなくてもよいだろう
2,転出元にドメイン転出を申し込む
 特に問題なし。どこに転出するかを伝えるだけでよし。
3,DNSレコードを転入先に設定
 素人(自分)が間違えてるのがここでドメイン移換=DNS移換ではない。てっきりDNSレコードを持ってくる作業までやってもらえるのかと思ってた(甘)ドメイン移換というのはどうやらドメイン情報の管理権を移換するだけでDNSレコードを管理しているサーバーは移っていないらしい。このままにしておくと転出元の契約切れと同時にDNSレコードが無くなってしまうことになる。転入先のサービスが使用できるようになったら速やかにDNSレコードを転入先に設定しDNSサーバーを転入先のサーバーに変更する必要がある。
4,DNSサーバーを転入先のサーバーに変更
 転入先の設定メニューで実施。

 自分が一番はまりかけたのは3のDNSレコードのところからであった。もしかしたら資格試験の勉強で見たことはあったかもしれないがドメインの情報とDNSレコードは別のところで管理されており、ドメインの管理情報にWhois情報とどこのDNSサーバーにDNSレコードがあるのかも書いてあるというイメージであるらしい。ドメイン移換しただけでは管理情報の管理権が移換されただけなので自分でDNSレコードがあるサーバー設定を変更しないといけないらしい。ドメイン買うとたいていセットでついてくるのでドメイン管理会社=DNSレコード管理会社のようなイメージがあったがそうではないらしい。ドメイン管理会社に書いてある移換の手続きも3以降が書かれていないことがある。これはDNSサーバーを自社管理している場合のことのようだ。

事前に転出元にドメイン移換の流れを聞いてはいたのだが超絶不親切な転出元なので1と2しか教えてくれなかった(うちがDNSサーバー持っていないことを知っているのに)。まあ転出したいという連絡しても半月以上何の応答も無いような会社だからしかたない。ようやく縁がきれてほっとするのであった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です